← 植物教養コラム一覧に戻る

もみじの落ち葉掃除が大変すぎる…正直に言います。完全には防げません。でも剪定でかなりましになります

もみじの落ち葉掃除が大変すぎる…正直に言います。完全には防げません。でも剪定でかなりましになります

どうも千賀草去園の千賀です! 今日は「もみじの落ち葉が大変すぎる」 というお悩みについてお話しします。 「毎日掃いても翌日また積もっている」 「風で隣の庭まで飛んでいって申し訳ない」 「もう伐採してしまおうかとも思う…」

正直に伝えます。

こういうお悩み、 秋になると本当に多くいただきます。 もみじはお庭の主役で、 紅葉の美しさは格別なんですよね。 でも毎年この時期になると 「きれいだけど…大変」という気持ちになる。 そこで、正直にいいます。

落葉樹の宿命です

もみじの落ち葉は、 「完全には防げません!!!」 もみじは落葉樹です。 秋になれば必ず葉が落ちる。 これは植物の宿命で、どうにもなりません。 ただし、 「かなりましにする」ことはできます。 そのための対策が「剪定」です。 もみじの枝の量=落ち葉の量。 落葉前に枝を減らしておくことで、 落ちてくる葉の量を 根本的に減らすことができます。 考え方をすこし変えてください。 「落ち葉を完全になくす」のではなく、 「落ちる量を減らして掃除を楽にする」。 この発想で進めましょう。 今日の記事では、 第1章 もみじが毎年落ち葉だらけになる理由 第2章 落葉前剪定で葉の量を減らす方法 第3章 掃除を楽にする道具と拾い方 第4章 落ち葉の処分・活用方法 まとめ の順にお伝えします!

第1章:もみじが毎年落ち葉だらけになる理由

「なぜもみじはこんなに落ち葉が多いのか?」 まずここを理解しておくことで、 対策の選び方が変わってきます。 もみじ(イロハモミジ)は落葉樹です。 落葉樹というのは、 冬に向けて葉をすべて落とす木のこと。 春に新芽を出し、夏に青々と茂り、 秋に紅葉して、冬に落葉する。 これを毎年繰り返します。

葉を落とすのは木の生存戦略

なぜ葉を落とすかというと、 冬の寒さと乾燥から身を守るためです。 葉は水分を蒸発させるので、 冬に葉を持ち続けると木が乾燥して弱ってしまう。 だから葉を切り離して休眠する。 これは木が何万年もかけて身につけた知恵です。

つまり、止められないんです

もみじが落葉するのは、 木にとって「必要なこと」です。 これを人間の都合でゼロにすることはできません。 ただし、ここが大事なところで、 「葉の量」は変えられます。 もみじの葉は枝についています。 枝が多ければ葉も多い。 逆に言えば、 枝を減らせば落ちてくる葉の量も減る。 これが対策の核心です。

落葉は木の生存本能。ゼロにはできない 枝の量=葉の量。枝を減らせば落ち葉も減る 対策は「なくす」ではなく「減らす」発想で

「じゃあどうやって枝を減らすの?」という話を、 次の章でお伝えします。

第2章:落葉前剪定で葉の量を減らす方法

第1章の結論「枝を減らせば落ち葉も減る」を踏まえた上で、 具体的な方法をお伝えします。 ポイントは時期です。 剪定は「落葉してから(11月〜2月)」が一般的によく言われます。 確かにこの時期は ✓ 葉がなくて枝が見やすく、 ✓ 樹形を整えやすい。 ただ、落ち葉対策の観点からは別の話があります。

落葉後の剪定では遅い!!

落葉してから剪定しても、 その年の落ち葉はもう全部落ちてしまっています。 「落ち葉を減らしたい」なら、 落葉する前に枝を切っておく必要があります。 葉がついたまま枝を切ることで、 その枝の葉もまとめることができます。 風で舞い散ることもありません。

枝ごと切ればまとめて処分できる

適した時期は9〜10月です。 紅葉が始まる前、 葉がまだ緑〜少し色づき始めた頃が目安です。 やることは透かし剪定(すかしせんてい)です。 透かし剪定というのは、 枝を根元から間引いて風通しをよくする剪定のこと。 木を小さくするのではなく、 内側の不要な枝を取り除くイメージです。 ✓ 枯れ枝・細い弱った枝を取り除く ✓ 内側に向かって伸びている枝を切る ✓ 混み合っている箇所の枝を間引く

バッサリ切るのではなく、丁寧に間引くイメージです

注意点として、 強くバッサリ切るのはNGです。 もみじは葉がついてる枝に新芽ができます。 バッサリ行くと、 新芽も一緒に切ってしまうので、 来年の樹勢のためにも あくまで「間引く」程度にとどめてください。 体力的に難しい場合や高い枝の場合は、 業者への依頼も選択肢に入れてください。

落ち葉対策の剪定は9〜10月(落葉前)が効果的 透かし剪定で枝を間引く。バッサリ切らない 葉がついたまま切ればまとめて処分できる
第3章:掃除を楽にする道具と拾い方

剪定で落ち葉の量を減らしたとしても、 ゼロにはなりません。 残った落ち葉を効率よく集める道具と方法をお伝えします。 道具次第で全然違いますよ。

道具次第で全然違います

**熊手(くまで)** 落ち葉掃除の基本道具です。 竹で作ったものもありますが、 私たちが普段使う「さらい」というステンレスタイプを選ぶと長持ちします。 もみじの葉は細かく軽いので、 力を入れすぎると飛び散ります。 ゆっくり引き寄せるのがコツです。 **ブロワー** 電動または充電式の送風機で、 葉を一か所に集められます。 広い庭や、石畳の隙間に入り込んだ葉を集めるのに特に効果的です。 ただし風の強い日は逆効果になるので、 風がない日の朝がベストです。

風のない日の朝がベスト

**ブルーシート** 落ち葉を一緒に集めた後、 箕(み)を使って集めることができますが、 あまり量が入りません。 その点ブルーシートなら、 大量に落ち葉を運べるので便利です。

熊手はゆっくり引き寄せる。力を入れすぎない ブロワーは風のない日の朝に使うと効果的 ブルーシートだと大量に運べる
第4章:落ち葉の処分・活用方法

集めた落ち葉をどうするか。 よく聞かれる疑問です。 処分方法は大きく3つあります。

① 可燃ごみとして処分 ② 堆肥(腐葉土)として活用 ③ スペースがあれば隅に積んで放置でもOK

**① 可燃ごみ** ゴミ袋に入れれば可燃ごみとして出せます。 自治体によってゴミ袋の規定があるので確認してください。 コンパクトにまとめるために、 袋に入れて踏み固めると袋の数が減ります。

踏み固めてからゴミ袋へ

**② 堆肥(腐葉土)として活用** もみじの落ち葉は腐葉土になりやすく、 家庭菜園や花壇にも使えます。 そのまま、もみじに使うのも有りです。 もみじのまわりにマルチとして巻いておけば 地面の保湿になりそのまま腐葉土にもなり 手間が少ない方法です。

落ち葉は腐葉土になります

**③ 放置できる場所があれば** 庭の隅、花壇の奥、目立たないスペースに積んでおくだけでも、 数年で土に還ります。 ただし湿気が溜まりやすくなるので、 虫や菌の発生が気になる場合は処分の方が無難です。

可燃ごみ:踏み固めてからゴミ袋に 腐葉土:もみじの周りにマルチとして敷けば保湿にもなる 隅に放置でも数年で土に還る

では箇条書きでまとめます。

まとめ

  • もみじは落葉樹。落ち葉ゼロは植物の宿命として無理
  • でも枝の量=葉の量。剪定で枝を減らせばかなりましになる
  • 落ち葉対策の剪定は9〜10月(落葉前)がベスト
  • 透かし剪定で間引く。バッサリ強剪定はNG
  • 葉がついたまま切ればまとめてゴミ袋に入れられる
  • 掃除道具は熊手・ブロワー・ブルーシートが効果的
  • 落ち葉は可燃ごみ・腐葉土・放置の3択で処分

以上、千賀草去園の千賀がお伝えしました。 私は普段、 庭木メンテナンスを主なサービスとして、 剪定、伐採、草刈り、などをしています。 「毎年落ち葉が大変で困っている」 「剪定をどこから頼めばいいかわからない」 「一度現地を見てほしい」 そんな方は、お気軽にご相談ください。 あなたのお庭がちょっとでも楽になるよう、 一緒に考えましょう。

「毎年落ち葉が大変すぎる」「剪定を一度見てほしい」など、お庭のことでお困りのことがあればお気軽にご相談ください。
現地確認・画像確認・お見積りは無料で実施中です!

【予約 or お問合せ】へ